福島県(Fukushima)の旅 Part 2

旅の記録(Travel record)福島(Fukushima)

 

 

Part1からの続きです。

福島県(Fukushima)の旅 Part 1

 

 

自源寺(Jigen ji)の近くに、トチノキの巨木で有名な井桁・鹿島神社(Igeta・Kashima jinja)があります。

 

 

本殿(Hon den)です。御祭神は武甕槌命(Take mikazuchi no mikoto)、大雷神(Oh ikazuti no kami)、活津日子根命(Ikutu hikone no mikoto)の三柱です。

 

 

敷地内(Kei dai)には、福島県・緑の文化財に指定された推定樹齢500年のトチノキがあり、その根元には稲荷神社(Inari jinja)があります。このトチノキと、少し離れた所にある逆さ唐松(Sakasa  karamatsu)が、この地域の巨木として有名です。

 

自源寺(Ji gen ji)と深い関係がある天狗岩社(Tengu iwa sha)に参拝するには、国道352号線沿いにある、美味しい豆腐や栃餅(Tochi mochi)で人気の井桁豆腐店(Igeta tofu ten)の脇にある参道(San do)を歩きます。

 

 

この鳥居をくぐって真っ直ぐ歩き、突き当たりを右折します。

 

 

福島県指定の文化財、逆さ唐松(Sakasa kara matsu)です。枝が上に向かず垂れ下がっている事から、この名がつきました。

自源寺(Jigen ji)が火災で焼失した際に、法華経(Hokke kyo)の経典が火災で発生した気流で飛ばされて逆さ唐松(Sakasa kara matsu)の枝にかかって夜な夜な光りを発し、それを不思議に思った村人に発見されたという伝説があります。

焼け残った法華経の経典は、自源寺(Jigen ji)の寺宝になりました。

 

 

逆さ唐松(Sakasa karamatsu)までは砂利が敷かれた坂道ですが、ここから先は階段になっています。その先に天狗岩社(Tengu iwa sha)があります。

 

 

天狗岩社(Tengu iwa sha)と天狗岩(Tengu iwa)です。自源寺(Jigen ji)が火災で焼失した際に、栃木県・古峯神社(Furu mine jinja)から火伏の天狗を勧請したという記録が残っています。江戸末期に、天狗岩(Tengu iwa)に祀られた祠が破損し廃社となりましたが、1985年に再建されました。

 

 

天狗信仰で知られる古峯神社(Furu mine Jinja)は、南会津(Minami aizu)の天狗岩社(Tengu iwa sha)から約100㎞ほど南下した所にあります。

古峯神社(Furu mine jinja)

 

 

この地域には、天狗岩(Ten gu iwa)の天狗(Ten gu)と、巨人の大胆坊(Dai tan boh)が、立岩(Tate iwa)から天狗岩(Ten gu iwa)まで競走したという民話があります。

天狗岩(Tengu iwa)は古峯神社(Furu mine jinja)から天狗(Tengu)を勧請するまで、鳥首岩(Tori kubi iwa)と呼ばれていたという記録があるので、天狗(Tengu)と大胆坊(Dai tan boh)の民話はその時代に生まれたのかも知れません。

また、自源寺(Jigen ji)の法華経は逆さ唐松(Sakasa karamatsu)ではなく、鳥首岩(Tori kubi iwa)に引っかかったという話もあるようですが、岩の立地と形状からして、その可能性は無いような気がします。

 

 

逆さ唐松(Sakasa karamatsu)から参道の鳥居を潜らずに直進すると、国道352号線沿いにある天狗(Tengu)という飲食店の駐車場に出ます。

 

 

会津ラーメンや、名物の焼き餃子が人気のお店の名前は、天狗岩社(Tengu iwa sha)にちなんだのかも知れません。

 

 

352号線を会津田島(Aizu tajima)方面に行く途中に、南会津のマッターホルンと言われる佐倉山(Sagura yama)の登山口があります。その右側に、小さいながらも駐車場があります。

 

 

この登山道から、天狗岩社(Tengu iwa sha)のある天狗岩(Tengu iwa)を、別の角度から見る事が出来るそうです。しかし、自源寺(Jigen ji)の住職が登山に挑戦したものの、途中で登頂を断念したほど険しい道であり、藪漕ぎも必至なので準備は入念に。

 

 

ここは会津高原たかつえスキー場(Takatsue ski resort)に最も近いコンビニエンス・ストアーです。上の地図ではYショップとなっています。

 

 

国道352号線を会津田島(Aizu tajima)方面に向かって走行し、121号線に入って北上した所に、塔の岪(Toh no hetsuri)と呼ばれる景勝地があります。正面に見える奇岩は九輪塔岩(Kyu rin toh iwa)と呼ばれています。

 

 

塔の岪(Toh no hetsuri)の奇岩は、河川による長年の浸食と風化によって出来たものです。

 

 

舞台岩(Butai iwa)と呼ばれる奇岩は岩屋になっていて、その中には虚空蔵菩薩(Koku zo bosatsu)の像が安置されています。

 

 

塔の岪(Toh no hetsuri)についての詳細は、下記リンク先の記事をお読みください。

塔のへつり(Toh no hetsuri)

 

 

塔の岪(Toh no hetsuri)から約10㎞離れた所に、会津若松(Aizu waka matsu)から日光(Nikko)への宿場町として栄えた大内宿(Oh uchi juku)があります。

 

 

大内宿(Oh uchi juku)は前沢曲家(Mae zawa magari ya)に似た古民家集落なので、共に紹介される事が多いです。

 

 

大内宿(Oh uchi juku)の詳細は、下記リンク先の記事をお読みください。

大内宿(O uchi juku)

 

 

Part 3に続きます。

福島県(Fukushima・Kita aizu)の旅 Part 2