〒758-0011 山口県 萩市 椿東 1647
駐車場:無料駐車場が複数ある。
東光寺は京都の黄檗宗大本山・萬福寺(おうばくしゅう だいほんざん・まんぷくじ)の末寺であり、黄檗三叢林(おうばく さん そうりん)の一つに数えられた禅寺です。
昔の東光寺の全体図です。
駐車場は、東光寺・総門(そうもん)の向かって右側、維新ロード沿いにあります。
吉田松陰(よしだ しょういん)誕生地の手前にも、駐車場があります。
駐車場に拝観入口がありますが、少し戻って総門から入った方が楽しめます。
総門を正面から。1691年の創建時から存在する、国指定の重要文化財です。黄檗宗の寺院の特徴である、中国禅宗の様式になっています。
総門を潜って少し歩くと、三解脱門(さん げだつ もん)が見えてきます。その手前の右側にある建物は料金所です。平日は無人なので、拝観料の300円を箱に入れてから拝観します。
料金所の向かい側に、舎利宝塔(しゃり ほう とう)があります。
重要文化財の三解脱門を近くから。
黄檗宗に特有の二階建て鐘楼も重要文化財です。中にある大鐘には、黄檗宗に帰依して東光寺の開基となった、毛利吉就(もうり よしなり)の葬儀が行われた翌日の日付が刻まれています。
東光寺の初代住職は、地元の萩市出身で黄檗三傑(おうばく さんけつ)と名高い慧極道明(えごく どうみょう)禅師です。
大雄宝殿(だいゆう ほうでん)を近くから。殿内には御本尊である釈迦如来(しゃか にょらい)、迦葉尊者(かしょう そんじゃ)、阿難尊者(あなん そんじゃ)の立像が安置されています。
大雄宝殿の前には月台(げつだい)と呼ばれる広場があり、その中央には梵壇石(ぼん だん せき)と言う、戒律を破った僧侶が懺悔の為に坐らされる石があります。
大雄宝殿の扁額には、東光禅寺(とうこう ぜんじ)と揮毫されています。
大雄宝殿の右側には、大方丈(だい ほうじょう)と書院(しょいん)があります。
大方丈の向かって右側にある庫裏(くり)には、魚の形をした開梛(かいぱん)が下がっています。
開梛を反対側から。奥に見える門から駐車場に抜けられます。
庫裏から少し戻って、大雄宝殿の裏側に回ります。
ここからは日本の武家の氏族である毛利氏の廟所(びょうしょ)です。立ち並ぶ石碑は、日本の未来の為に戦った人達の墓標です。
廟所の左側に、日本統治時の台湾小学校で教鞭を執り、六氏先生と呼ばれた楫取道明(かとり みちあき)の墓があります。
毛利氏の廟所を正面から。無数の灯籠が神聖な雰囲気を演出しています。
廟所には毛利氏・歴代当主の墓がありますが、少し離れた所にある大照院(だいしょういん)にも歴代当主の墓があります。どちらも非常に見応えがある場所です。
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