〒035-0021 青森県 むつ市 田名部宇曽利山 3-2
駐車場:無料駐車場がある。
イタコの口寄せで有名な恐山・菩提寺は、高野山、比叡山と並ぶ日本三大霊山の一つに数えられています。
パンフレットの境内案内図です。
遥か昔、恐山は宇曽利山(うそりやま)と呼ばれていました。その為、恐山・菩提寺の前にある湖は宇曽利山湖(うそりやま こ)と呼ばれており、強酸性の湖水であるにも関わらずウグイが生息しています。
宇曽利湖畔には、奪衣婆(だつえば)と懸衣翁(けんねおう)の像があります。の二匹の妖怪は、死者の衣をはぎ取って衣領樹(えりょうじゅ)の枝にかけ、死者の生前の罪の重さを計るという伝説があります。
恐山の境内全域を某所から。ドローン撮影ではないので、念のため。
総門です。手前が大駐車場になっています。
山門です。禅宗様式の三解脱門(さんげだつもん)になっています。
恐山の本堂は、何故か山門の横にあります。菩提寺は元は天台宗の寺院でしたが、西暦1500年代に再興した時に、曹洞宗の寺院になりました。
参道の正面にあるのは本堂ではなく、地蔵殿です。
地蔵殿の後ろには奥の院があり、御本尊の地蔵菩薩と二爾不二(ににふに)の関係にある不動明王の像が安置されています。
大師堂を遠くから。風車が如何にも恐山らしい雰囲気を醸し出しています。
大師堂には、御開山の天台僧・慈覚大師の像が安置されています。
荒涼とした風景に、硫黄泉が沸き立つ音と、立ち込める刺激臭。まさに地獄の様相です。
東北大震災の後、宇曽利山湖畔の極楽浜に、慰霊塔が建てられました。地蔵菩薩の右側に鎮魂の鐘、左側には希望の鐘があります。
恐山・菩提寺に参拝する時は、先に本坊・円通寺(ほんぼう・えんつうじ)に参拝するのがマナーとされています。
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