御釜神社(おかま じんじゃ)

神社(Shrine)宮城(Miyagi)

〒985-0052 宮城県 塩竈市 本町 6-1

駐車場:無し。


 

毎年7月4日~6日にかけて行われる藻塩焼神事(もしお やき しんじ)で知られる御釜神社は、鹽竈神社(しおがま じんじゃ)の境外末社です。

また、兵庫県・生石神社の石の宝殿、宮崎県・霧島東神社の天逆鉾と共に、日本三奇の一つに数えられる四口の神竈がある事でも知られています。

 

 

民家が立ち並ぶ中に、鳥居と社殿があります。

 

 

御釜神社の本殿を斜めから。御祭神は鹽竈神社と同じ塩土老翁神(しおつち おじ の かみ)です。

 

 

本殿の近くに神竈奉置所(しんかま ほうち じょ)があります。この中に塩土老翁神が製塩に使用したとされる、鉄製の神竈が四口あります。元々は7口ありましたが、3口は盗難されて、返ってくることはありませんでした。

神竈は常に水を湛えていて、溢れる事も涸れる事もありませんが、一大事が起きる前に水が変色して警告を発するとの言い伝えがあります。実際、東日本大震災が起きた2011年3月11日の早朝は、2口の水が綺麗に澄んでいたそうです。

社務所に申し出れば、神竈を拝観する事が出来ます。

 

 

境内には藻塩焼神事で使用される塩焼竈があります。

 

 

牛石藤鞭社(うしいし ふじむち しゃ)の向かって右側には、藤棚があり、左側には柵に囲まれた池があります。

 

 

この池には牛の背中に似た石が沈んでいて、神事の前に池の水を抜く時や、水が澄んでいる時に見る事が出来ます。

 

 

藤棚の藤は、藻塩焼神事で用いられる竈の内外を洗浄する際に用いられるそうです。

 

 

鹽竈神社(しおがま じんじゃ)