天狗岩社(てんぐいわ しゃ)

神社(Shrine)福島(Fukushima)

 

天狗岩社(てんぐいわ しゃ)の参道入口は、国道352号線沿いにあります。

 

 

鳥居をくぐって、突き当たりを右折します。

 

 

参道には、福島県指定文化財の逆さ唐松(さかさ からまつ)があります。枝が上に向かず垂れ下がっている事から、この名がつきました。

 

 

天狗岩(てんぐ いわ)と、天狗岩社です。自源寺(じげんじ)が火災で焼失した際に、火伏の御神徳で有名な古峯神社(ふるみね じんじゃ)から天狗を勧請したという記録が残っています。江戸末期に祠が破損し廃社となりましたが、1985年に再建されました。

 

 

この地域には、天狗岩の天狗と、立岩(たていわ)の大胆坊(だいたんぼう)という巨人が、立岩から天狗岩まで競走したという民話があります。天狗岩は古峯神社から天狗を勧請するまで鳥首岩(とりくびいわ)と呼ばれていたので、その後に生まれた民話と考えられます。写真は立岩の駐車場です。

 

 

駐車場の看板には「いつの時代か定かでは無いが、一夜にして立岩がこの地に現われた。それに驚き、腹を立てた大胆坊は、立岩の頭部を蹴飛ばした。蹴飛ばされた立岩の頭部が落ちた所を、岩下(いわした)と呼ぶようになった」との旨が記されています。

 

 

赤丸の中に、立岩の岩肌を見る事が出来ます。昔は立岩に登る事も出来たそうですが、今は難しいようです。

 

 

自源寺(じげんじ)