日光山・輪王寺(にっこうさん・りんのうじ)

神社(Shrine), 寺院 (Temple)栃木(Tochigi)

〒321-1494 栃木県 日光市 山内2300

駐車場:有料駐車場がある。


 

日光山・輪王寺(以下、輪王寺)は、徳川将軍家の庇護を受けて繁栄した天台宗の寺院です。日光東照宮や日光二荒山神社と併せて、二社一寺(にしゃ いちじ)とも称されます。

 

 

奥に見えるのが日光東照宮、右側が輪王寺です。

 

 

本坊表門こと、黒門です。

 

 

黒門をくぐると本堂が見えてきます。御本尊の千手観音、阿弥陀如来、馬頭観音の巨大な仏像が安置されている為、三仏堂(さんぶつどう)とも呼称されています。この三尊仏は日光三山の男体山(大己貴命)、女峰山(田心姫)、太郎山(味耜高彦根命)の本地仏です。

 

 

輪王寺は豊臣・北条家に加担した為、寺領を没収されて一時的に衰微しています。その後、天海僧正がこの地に東照宮を創建した事により復興を遂げましたが、明治時代の神仏分離令で二社一寺に分けられて、境内が飛び地だらけになってしまいました。

三代将軍・家光公の廟所・大猷院(たいゆういん)が輪王寺に属しているのに、日光二荒山神社の側にあるのはその為です。左側に見える建物は、輪王寺の常行堂と法華堂です。

 

 

大猷院の仁王門です。日光山内には豪奢な建造物が数多くある所為か、比較的質素に見えます。

 

 

仁王門をくぐって参道を歩いていくと、世界遺産であり日光山内で最も大きな門である二天門(にてんもん)が見えてきます。扁額に揮毫されている大猷院は、家光公の戒名です。

 

 

二天門で参道を振り返ると、左側に世界遺産の「石の灯籠」が見えます。奥の建物は竜光院です。

 

 

二天門の先に、鼓楼(左)と鐘楼(右)があります。

 

 

鼓楼と鐘楼の先に、夜叉門(やしゃもん)があります。全国でも仏法護持の四夜叉(よんやしゃ)の像が配置されている門は珍しいです。

 

 

夜叉門の先に唐門(からもん)があります。ここから拝殿の中に入れます。

 

 

拝殿と本殿を外側から。

 

 

本殿の向かって右側に皇嘉門(こうかもん)があり、その奥に家光公の墓所があります。門の名に皇(すめら)の字を使用しているのが意味深です。

 

 

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