日光滝尾神社(にっこう たきのお じんじゃ)

〒321-1431 栃木県 日光市 山内

駐車場:無料駐車場がある。


日光滝尾神社(以下、滝尾神社)は弘法大師・空海が創建したとされる古社であり、二荒山神社(ふたらさんじんじゃ)、本宮神社(ほんぐうじんじゃ)と共に、日光三社(にっこう さんしゃ)の一つに数えられています。

 

 

日光東照宮から約1kmほど歩いた所に、滝尾神社の参道入口があります。

 

 

石段の先、参道の右側に別所跡(べっしょ あと)があります。ここは明治時代まで日光修験の中心地として栄えていて、最盛期には500を超える寺院や僧房があったそうです。毎年4月2日に輪王寺(りんのうじ)で行われる強飯式(ごうはんしき)も、ここが発祥の地とされています。

 

 

別所跡の左側に影向石(ようごうせき)があります。影向とは神仏が仮の姿をとって現われる事で、弘法大師・空海が奥にある大岩のあたりで祈願した所、美しい女神が現われたと伝えられています。

 

 

参道の途中に、運試しの鳥居があります。鳥居の中央にある丸い穴に小石を投げつけ、穴を通った数で運を試します。奥に見えるのは楼門(ろうもん)です。

 

 

楼門を近くから。1872年までは弘法大師が「女体中宮(にょたい ちゅうぐう)」と揮毫した扁額が掲げ、左右に仁王像を配置する仁王門(におうもん)だったそうです。

 

 

楼門の先に拝殿があります。

 

 

拝殿の後ろに本殿があります。御祭神は田心姫(たごりひめ)、日光三山の女峰山(にょほうさん)は神体山です。

 

 

本殿の後ろには、無念橋(むねんばし)と三本杉(さんぼんすぎ)があります。無念橋を無念無想で渡り、三本杉越しに女峰山に礼拝します。

 

 

三本杉の左側に、滝尾神社と同時期に弘法大師が創建したとされる滝尾稲荷神社(たきのお いなりじんじゃ)があります。

 

 

滝尾稲荷神社の近くに、酒の泉(さけのいずみ)があります。この湧水で日本酒を醸造すると、美味しい酒が出来ると言い伝えられています。日光二荒山神社の神苑にある二荒霊泉(ふたられいせん)は、ここの湧水を引き込んでいるそうです。

 

 

酒の泉の近くにある橋を渡った先に、安産と子孫繁栄を祈願する子種石(こだねいし)があります。

 

 

子種石は助石(たすけいし)とも呼ばれていて、強飯式で気絶した山伏をこの上に置くと、直ぐに蘇生したと言われています。

 

 

日光・リンク集
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