剗海神社(Seno umi jinja)

神社(Shrine)山梨(Yamanashi)

〒401-0334 山梨県 南都留郡 富士河口湖町 西湖南10−7

駐車場:公的なものは無いが、駐車が可能なスペースならある。


 

富士五湖(Fuji goko)・西湖(Sai ko)の湖畔、青木ヶ原・樹海(Aoki ga hara・Ju kai)の中にある、剗海神社(Seno umi jinja)です。

 

 

剗海神社(Seno umi jinja)の剗海(Seno umi)とは、864年の富士山大噴火が起きる前にあった巨大な湖の事を言います。噴火の際に流出した溶岩によって剗海(Seno umi)が分断されて、西湖(Sai ko)と精進湖(Sho jin ko)が出来ました。また、冷えて固まった大量の溶岩の上に樹木が育ち、樹海(Ju kai)が出来ました。

 

 

西湖(Sai ko)の湖畔から。因みに、富士五湖(Fuji goko)の水は富士山からの湧水で、水位が連動している事から、湖底が繋がっているものと考えられています。

 

 

剗海神社(Seno umi jinja)の鳥居です。

 

 

鳥居を近くから。ここからしばらく歩きます。

 

 

細い参道を歩いて行きます。季節によっては落ち葉が大量に落ちていますが、参道(San do)はしっかり整備されています。

 

 

樹海の風景です。溶岩の上に出来た森なので、地形が独特です。

 

 

樹海(Ju kai)には、溶岩によって出来た無数の風穴(Fu ketsu)があります。

 

 

更に参道(San do)を進んでいきます。最初はきっと恐い思いをするでしょうけど、参拝を終えた頃には、この雰囲気に慣れてしまいます。

 

 

途中に十字路がありますが、構わず直進してください。

 

 

しばらく進むと、また十字路があります。このまま真っ直ぐ行った所に、剗海神社(Seno umi jinja)があります。参拝を終えて帰る時は、手前に置かれている岩が目印になります。

 

 

十字路の左側には林道が伸びています。駐車場の表記はありませんが、自動車一台くらいなら、ここに停められます。

 

 

十字路を向かって右側の道を行くと県道710号線に出ます。その道の入り口については、記事の後半で説明します。

 

 

十字路の向かって正面には、ベンチがあります。参道(San do)を歩いて疲れたなら、少しここで休んでいきましょう。

 

 

ベンチの向かいには「竜宮洞穴入り口(Ryu gu do ketsu iri guchi)」と書かれた看板があります。

 

 

ベンチの先に進みます。所々にロープが張ってあるので、道に迷う事は無い筈です。

 

 

古びた看板には「この洞窟は危険ですので絶対に入らないで下さい」と書かれています。

 

 

正面に石碑が見えてきました。

 

 

石碑には、天然記念物 竜宮洞穴(Ryu gu do ketsu)と書いてあります。

 

 

石碑の後ろから、洞穴と神社を単焦点マクロレンズで撮影してみました。

 

 

同じ所から、望遠レンズで少しだけ倍率を上げて撮影してみました。

 

 

石碑の右側から、竜宮洞穴(Ryu gu do ketsu)の入り口に下りて行きます。

 

 

剗海神社(Seno umi jinja)を近くから。御祭神は海神(Wada tsumi)の娘で、竜宮に住まう豊玉姫(Toyo tama hime)です。海や水の神であり、その真の姿は八尋の大和邇(Yahiro no oh wani)と呼ばれています。

 

 

竜宮洞穴(Ryu gu do ketsu)は、昔から富士山信仰の霊場として有名でしたが、夏でも氷が残っていたり、洞窟内に霧が立ちこめるなどの珍しい現象が起きるので、今でも人気がある所です。近年は天井の崩落が激しくなり、洞窟内に入る事は出来なくなりました。

 

 

これは夏頃に撮影した写真です。社殿の前に氷が残っているのが見えますね。

 

 

 

 

青木ヶ原・樹海(Aoki ga hara・Ju kai)は、苔を観察する人達にも愛されているようです。

 

 

剗海神社(Seno umi jinja)の入り口は二つあり、もう一つは県道710号線の西側にあります。

 

 

 

高速道路および国道139号側から来る場合は、県道710号を北上して「西湖周遊バス・竜宮洞穴入り口」の看板がある所を右折する形になります。右側のガードレールの起点が目印になりますが、分かり辛いので注意してください。

 

 

あまり無いケースだとは思いますが、西湖(Sai ko)から来る場合は、ここを左折する形になります。

 

 

道は細いものの、すれ違える場所が二ヶ所ありますし、先に説明した通り、竜宮洞穴(Ryu gu do ketsu)の手前に駐車可能なスペースがあります。