万治の石仏(Manji no seki butsu)

旅の記録(Travel record)長野(Nagano)

〒393-0093 長野県諏訪群下諏訪町社

駐車場:諏訪大社下社春宮の無料駐車場がある。


 

万治の石仏(Manji no Seki butsu)は、有名な画家の岡本太郎氏が高く評価した事で広く知られるようになりました。

 

 

万治の石仏(Manji no Seki butsu)は、諏訪大社・下社春宮(Suwa taisha・shimo sha haru miya)の近くにあります。神楽殿(Kagura den)の左側から下りの坂道が伸びており、そこから少し歩きます。

 

 

写真左側にある、2つの灯籠がある所から道が伸びています。石仏までは、大体ここから片道5分強という感じですかね。

 

 

道の途中には、暴れ川と言われる砥川(To gawa)に挟まれた中之島(Naka no shima)と、浮島社(Uki shima sha)があります。

 

 

浮島社(Uki shima sha)の御祭神は、祓戸大神(Haraedo no ohkami)で、その名の通り「祓い(Harai)」を司る神霊です。しかし、浮島社(Uki shima sha)は祓戸神社(Haraedo jinja)ではありません。そこが面白い所です。因みに、諏訪の地にある神社は全て御柱が立てられています。

 

 

中之島(Naka no shima)は、今でこそ整備されて人工島になっていますが、昔は中州のようなものだったのでしょう。でも、川の氾濫があっても何故か消滅しないと言う事で、諏訪大社の七不思議(Seven wonders)に数えられています。

 

 

中之島(Naka no shima)には左右に橋が架けられていますが、降雨・強風の際は通行止めになるようです。何せ、暴れ川ですからね。

 

 

橋を渡って舗装された道を少し歩くと、この場所に出ます。木製ベンチの先は階段になっていて、川の水に触れる事が出来ます。

 

 

ここで手を洗い、首筋を清めていくと良いでしょう。因みに、浮島社(Uki shima sha)の御祭神である祓戸大神(Haraedo no ohkami)の一柱は、川や瀧を司る瀬織津姫(Seorithu hime)です。

 

 

払戸神社(Haraedo jinja)は色々な所にあるのですが、瀬織津姫(Seorithu hime)を御祭神とする神社は、そう多くありません。一応、管理人は東京の大國魂神社の一宮・小野神社(Onojinja)と、福島の宇奈己呂和気神社(Unnakorowake jinja)には参拝しています。

 

 

サイト内リンク→「小野神社(Onojinja)」 工事中

サイト内リンク→「宇奈己呂和気神社(Unnakorowake jinja)」 工事中

 

 

木製ベンチの場所からすぐの所に、万治の石仏があります。この石仏は阿弥陀仏であるとの事ですが、他の石像と比べると非常に個性的ですね。

 

 

石仏に参拝した後は、浮島橋を渡らずにそのまま道を歩いていきましょう。すると岡本太郎氏が揮毫した石碑を見る事が出来ます。岡本太郎氏は、日本が誇る偉大な芸術家です。この石碑の文字からも、岡本氏の優れた個性を感じ取る事が出来ます。

 

 

中之島(Naka no shima)にかかる橋は、悪天候だと渡れなくなります。その場合は、この看板の手前にある橋を渡って万治の石仏まで行く事が出来ます。坂の上に鳥居があるので、そちらにも行ってみましょう。

 

 

鳥居の先は急な石段になっていて、祠と、その右側に石碑らしきものが見えます。

 

 

小さな祠ですが、しっかりと御柱が立てられていました。

 

 

そして、その右側にある石碑には、水神社(Suijin sha)と言う文字が刻まれています。どうやら水の神様を祀る祠のようですが、浮島社(Uki shima sha)の御祭神とは違うのでしょうか?

 

 

水神社(Suijin sha)に参拝した後、岡本氏が揮毫した石碑の前を通って橋を渡ります。橋の上から、熊野三社大権現(Kumano sansha dai gongen)の文字が刻まれ、御柱(On bashira)に囲まれている石灯籠を見る事が出来ます。

 

 

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