大和三山・天香具山(やまとさんざん・あめのかぐやま)

神社(Shrine), 登山(Climbing)奈良(Nara)

〒634-0022 奈良県 橿原市 南浦町

駐車場:無料駐車場がある。


 

天香具山は、耳成山(みみなし やま)や畝傍山(うねび やま)と共に、大和三山の一つに数えられています。天から降りてきた神聖な山として、古代から信仰されてきました。

 

 

周辺案内図です。小さい山ながらも、複数の神社があります。

 

 

「香具山観光トイレ(Kaguyama kanko toilet)」の手前が無料駐車場になっています。

 

 

無料駐車場の左側に、登山口までの道が伸びています。

 

 

森の手前に石碑が見えます。登山口までは一本道ですが、道が悪く坂も急なので気を付けてください。

 

 

登山口にある石碑を近くから。ここは登山道と南北に伸びる道の十字路になっていて、北に行けば天香具山神社(Ame no kaguyama jinja)があり、南に行けば天岩戸神社(Ame no iwato jinja)があります。

 

 

十字路を直進して、天香具山(Ame no kaguyama)の山頂を目指します。

 

 

白い看板が見えてきました。ここはT字路になっていて、向かって左が山頂、右が下り坂になっています。まずは左折して山頂に向かいましょう。

 

 

道が悪いので、雨が降ると土が泥に変わります。普段は問題ありませんが、悪天候の日は登山靴か杖を持っていきましょう。

 

 

登山口から10分ほど歩くと山頂に到着します。山頂には神社が2つあり、国常立命(Kuni tachi toko no mikoto)と龍神の高龗命(Taka okami no kami)が祀られています。

 

 

高龗神社(Taka okami no kami jinja)の地面には壺が埋め込まれていて、雨水が溜まっています。昔は日照りの時に、この水で雨乞いの儀式をしたそうです。

 

 

天香具山(Ame no kaguyama)山頂から大和三山の畝傍山(Unebi yama)を望みます。

 

 

大和三山・畝傍山(やまとさんざん・うねびやま)

 

 

神社の向かって右側の道を歩いて行くと、奇石として知られている蛇つなぎ石(Ja tsunagi ishi)や、月の誕生石(Tsuki no tanjo seki)があります。

 

 

道の途中に東屋があります。

 

 

奇石への道は、向かって左側になります。

 

 

このT字路を右に行くと蛇つなぎ石(Ja tsunagi ishi)があり、左に行くと月の誕生石(Tsuki no tanjo seki)があります。まずは右に行ってみましょう。

 

 

これが蛇つなぎ石(Ja tsunagi ishi)です。石の紋様が、まるでロープで縛りつけているように見えます。

 

 

T字路を左に行くと、また東屋があります。遠くに古池(Furu ike)が見えます。

 

 

これが月の誕生石(Tsuki no tanjo seki)です。この石から月が生まれたという伝説があります。

 

 

天香具山(Ame no kaguyama)の山頂まで戻って、坂を下りて南下していきます。

 

 

分かり難いですけど、ここは分岐点になっています。直進したその先には伊弉諾神社(Izanagi jinja)があり、右折した先には伊弉冉神社(Izanami jinja)があります。

 

 

伊弉諾神社(Izanagi jinja)です。上の御前神社(Kami no gozen jinja)とも呼ばれています。

 

 

伊弉冉神社(Izanami jinja)は、下の御前神社(Shimo no gozen  jinja)と呼ばれています。

 

 

伊弉冉神社(Izanami jinja)の前にある道を歩いて行きます。

 

 

民家が並ぶ道路に出ました。細い道を右回りで歩いて行きます。

 

 

道の途中に、天岩戸神社(Ameno iwato jinja)があります。

 

 

天岩戸神社(Ameno iwato jinja)の拝殿(Hai den)です。ここに本殿(Hon den)は無く、巨石四個に守られた穴を御神体(religious-symbol)としています。

 

 

拝殿(Hai den)の裏に扉つきの三ツ鳥居(Mitsu tori i)がありました。天香具山(Ame no kaguyama)の近くに三ツ鳥居(Mitsu tori i)で有名な大神神社(Oh miwa jinja)があるので、その所為かも知れません。

 

 

三ツ鳥居(Mitsu tori i)の後ろに巨石が祀られています。石そのものではなく、巨石が形作る穴が御神体(religious-symbol)なのですが、こういうのはとても珍しいです。

 

 

天岩戸神社(Ameno iwato jinja)を出て、天香具山神社(Ameno kaguyama jinja)を目指します。

 

 

天香具山神社(Ameno kaguyama jinja)の鳥居(Tori i)が見えてきました。山中の神社の中では、ここが最も大きいです。

 

 

鳥居(Tori i)を正面から。参道(San do)が拝殿(Hai den)まで伸びています。

 

 

参道(San do)の途中に、波波迦の木(Hahaka no ki)があります。新天皇(Emperor)が即位する際に行われる大嘗祭(Dai jo sai)で、この波波迦の木(Hahaka no ki)が使われます。

 

 

参道(San do)に手水舎(Cho zu sha)がありました。山内にはここにしかありません。

 

 

 

手水舎(Cho zu sha)を横から。作法については、下記リンク先に説明ページがありますので御覧ください。

 

 

礼儀作法(Manners)

 

 

参道(San do)から拝殿(Hai den)を望みます。

 

 

拝殿(Hai den)の手前、鳥居の左側には明治神宮(Meiji jin gu)の遥拝所(Yo hai jo)があります。

 

 

拝殿(Hai den)の右側には、天の真名泉(Ame no mana i)があります。

 

 

拝殿(Hai den)を近くから。手前の注連縄(Shime nawa)の中に石があります。

 

 

境内には何の説明もありませんが、ひょっとしたらこれも神が降りた磐座(Iwa kura)なのかも知れません。

 

 

拝殿(Hai den)の向こう側には、本殿(Hon den)があります。御祭神は太古の占いである卜占(Boku sen)を司る櫛真智命神(Kushi machi no mikoto no kami)です。

因みに、大嘗祭(Dai jo sai)で行われるのは、焼いた亀の甲羅の割れ方で占う、亀卜占い(Ki boku uranai)というものです。

 

 

大和三山(Yamato san zan)の耳成山(Mimi nashi yama)と畝傍山(Unebi yama)のリンクはこちらになります。

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